エロ広告を規制したくない人たちはワンチームなのか
以前、エロ広告関連企業としてひとまとめにリストアップしたが、広告主と、仲介企業と、掲載サイトに関してはそれぞれ目的が異なるということを認識した上で異なるアプローチをとる必要がある。 掲載サイトに関しては、情報をユーザーに提供するかわりに広告を掲載することでお金を稼ぐという目的があるため、YouTubeのプレミアム料金などのように、広告を見るか広告を見ないかわりにお金を払うようにするか選べるスタイルにしてもらう、というのであれば、エロ広告を規制してくれ!と漠然と訴えるよりも現実的だろう。 広告主にとっては自社の漫画やゲームなどの作品を知ってもらう、ということが目的であるが、電子書籍企業がなぜエロ漫画を載せたがるのかはまだ把握できていない。電子書籍企業に関しては広告に出す漫画の選定基準を改善してもらう、というのが良いだろう。 仲介企業に関しては、ここの努力だけでエロ広告を出さないようにするのは難しいかも知れないが、この仲介企業がどんな広告をどんなサイトに表示させるか調整できるのであれば、適材適所な広告選定をお願いしていきたい。 こうして考えてみて改めて思ったのは「表現の自由」がこの規制の壁と思われているふしがあるが、これらの企業たちは決して表現の自由のためにエロ広告を出しているわけではないということだ。 一律にエロ広告を出すな!と一方的に責め立てるのではなく、エロ広告が出ている理由を整理してその解決策を考えていきたい。